💰 ② 投資の種類と特徴(3/6)

投資の実践

🏢 債券・REIT(不動産投資信託)とは?初心者でもわかる安定投資の基本

1️⃣ 債券とは? ― 「国や企業にお金を貸す」投資

債券とは、国や企業などが資金を集めるために発行する“借用書”のようなものです。
あなたが債券を買うということは、「お金を貸す」ことにあたります。

その代わりに、

  • 一定期間ごとに「利息(利子)」がもらえる
  • 満期になれば元本(投資したお金)が戻る

という仕組みです。

🔹 たとえば…
・日本政府にお金を貸す → 国債
・企業にお金を貸す → 社債


2️⃣ 債券投資のメリットとデメリット

メリットデメリット
株式より値動きが小さく、安定している利回り(リターン)は株より低め
定期的に利息収入がある金利上昇時は価格が下がることがある
満期まで保有すれば元本が戻る可能性が高い途中売却すると損をする場合もある

💡 ポイント:
「大きく増やす」よりも「安定して守る」投資が目的の人に向いています。
たとえば、株式投資と組み合わせてリスクを抑えるのに効果的です。


3️⃣ REIT(不動産投資信託)とは?

REIT(リート)とは「Real Estate Investment Trust」の略で、
不動産に投資する投資信託のことです。

あなたが直接マンションやオフィスを買うのではなく、
REITを通じて多くの投資家と一緒に不動産を所有・運用します。

運用で得られた家賃収入や売却益は、
配当金として投資家に分配されます。


4️⃣ REITの種類と特徴

種類投資対象特徴
国内REIT(J-REIT)日本国内の不動産配当利回りが高め(3〜5%程度)
海外REIT米国や世界の不動産為替リスクがあるが分散効果も高い

REITの価格は、不動産市場や金利の動き、景気によって変動します。
つまり、株式と同じように値動きがある投資商品です。


5️⃣ 債券・REITを組み合わせた運用例

初心者におすすめなのは、
株式だけでなく債券やREITを組み合わせて、バランスよく分散投資することです。

🔹 例:

  • 株式 60%
  • 債券 30%
  • REIT 10%

こうすることで、
株式市場が下がっても債券やREITが支えになり、リスクを抑えられます。


6️⃣ つみたてNISAでは買える?

2024年から始まった新NISA制度では、
「成長投資枠」を使えば、債券やREITを含む投資信託を購入できます。

特に、

  • 「バランス型投資信託(株+債券+REIT)」
  • 「全世界REITインデックスファンド」
    などが人気です。

7️⃣ まとめ:安定と分散の鍵は「債券+REIT」

債券とREITは、投資初心者にとって
「安定性」と「収益性」をバランスよく取り入れるための重要な資産です。

投資先向いている人
債券リスクを抑えて安定的に運用したい人
REIT不動産投資に興味があり、配当収入を得たい人

コツコツ積み立てながら、
「守り」と「育てる」投資を両立させていきましょう。


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