🏢 債券・REIT(不動産投資信託)とは?初心者でもわかる安定投資の基本
1️⃣ 債券とは? ― 「国や企業にお金を貸す」投資
債券とは、国や企業などが資金を集めるために発行する“借用書”のようなものです。
あなたが債券を買うということは、「お金を貸す」ことにあたります。
その代わりに、
- 一定期間ごとに「利息(利子)」がもらえる
- 満期になれば元本(投資したお金)が戻る
という仕組みです。
🔹 たとえば…
・日本政府にお金を貸す → 国債
・企業にお金を貸す → 社債
2️⃣ 債券投資のメリットとデメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 株式より値動きが小さく、安定している | 利回り(リターン)は株より低め |
| 定期的に利息収入がある | 金利上昇時は価格が下がることがある |
| 満期まで保有すれば元本が戻る可能性が高い | 途中売却すると損をする場合もある |
💡 ポイント:
「大きく増やす」よりも「安定して守る」投資が目的の人に向いています。
たとえば、株式投資と組み合わせてリスクを抑えるのに効果的です。
3️⃣ REIT(不動産投資信託)とは?
REIT(リート)とは「Real Estate Investment Trust」の略で、
不動産に投資する投資信託のことです。
あなたが直接マンションやオフィスを買うのではなく、
REITを通じて多くの投資家と一緒に不動産を所有・運用します。
運用で得られた家賃収入や売却益は、
配当金として投資家に分配されます。
4️⃣ REITの種類と特徴
| 種類 | 投資対象 | 特徴 |
|---|---|---|
| 国内REIT(J-REIT) | 日本国内の不動産 | 配当利回りが高め(3〜5%程度) |
| 海外REIT | 米国や世界の不動産 | 為替リスクがあるが分散効果も高い |
REITの価格は、不動産市場や金利の動き、景気によって変動します。
つまり、株式と同じように値動きがある投資商品です。
5️⃣ 債券・REITを組み合わせた運用例
初心者におすすめなのは、
株式だけでなく債券やREITを組み合わせて、バランスよく分散投資することです。
🔹 例:
- 株式 60%
- 債券 30%
- REIT 10%
こうすることで、
株式市場が下がっても債券やREITが支えになり、リスクを抑えられます。
6️⃣ つみたてNISAでは買える?
2024年から始まった新NISA制度では、
「成長投資枠」を使えば、債券やREITを含む投資信託を購入できます。
特に、
- 「バランス型投資信託(株+債券+REIT)」
- 「全世界REITインデックスファンド」
などが人気です。
7️⃣ まとめ:安定と分散の鍵は「債券+REIT」
債券とREITは、投資初心者にとって
「安定性」と「収益性」をバランスよく取り入れるための重要な資産です。
| 投資先 | 向いている人 |
|---|---|
| 債券 | リスクを抑えて安定的に運用したい人 |
| REIT | 不動産投資に興味があり、配当収入を得たい人 |
コツコツ積み立てながら、
「守り」と「育てる」投資を両立させていきましょう。
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