💰 ② 投資の種類と特徴(6/6)

投資の実践

💎 その他の投資(ゴールド・ETFなど)を知ろう

― 投資の幅を広げて、リスクを分散しよう ―

投資といえば「株」や「投資信託」を思い浮かべる人が多いですが、
それ以外にも ゴールド(金)やETFなど、さまざまな選択肢があります。
ここでは、投資初心者にもわかりやすく、それぞれの特徴を紹介します。


1️⃣ ゴールド(貴金属)投資とは?

ゴールド(=金)は、昔から「価値の保存手段」として利用されてきました。
株式のように企業の成長で利益を得るわけではありませんが、世界経済が不安定なときに価値が上がりやすいという特徴があります。

🔹 メリット

  • インフレ(物価上昇)に強い
  • 世界共通の資産として価値が安定
  • 株式と値動きが違うため、分散効果が高い

🔹 デメリット

  • 配当金や利息がない
  • 保管コストがかかる場合もある
  • 短期での値動きが読みにくい

💡ポイント:
ゴールドは「資産の保険」として、全体の5〜10%程度を持つのが一般的です。


2️⃣ ETF(上場投資信託)とは?

ETF(Exchange Traded Fund)は、証券取引所に上場している投資信託のことです。
投資信託と同じように分散投資ができますが、株式のようにリアルタイムで売買できるのが特徴です。

🔹 代表的なETFの種類

種類内容
株式ETF市場全体や特定の業種に投資日経225ETF、S&P500ETF
債券ETF国債や社債に投資AGG(米国総合債券ETF)
ゴールドETF金の価格に連動SPDRゴールドシェア(GLD)
不動産ETFREITに連動iシェアーズ米国REITETF

🔹 メリット

  • 株式と同じように簡単に売買できる
  • 手数料(信託報酬)が低い
  • インデックス投資にも使いやすい

🔹 デメリット

  • 売買のたびに手数料がかかる
  • 少額積立には不向き(つみたてNISA対象外)

💡ポイント:
ETFは「投資信託」と「株式」の良いとこ取り。
中級者向けの分散投資ツールとして人気です。


3️⃣ その他の注目投資

投資の幅を広げたい人には、次のような選択肢もあります。

  • コモディティ(原油・銀・プラチナなど)
    → 世界情勢に敏感に反応する資産。リスクは高め。
  • 海外不動産投資
    → 為替リスク・管理リスクがあるが、長期では安定的。
  • 新興国株式ETF
    → 成長期待が高いが、値動きが大きい。

4️⃣ 投資を広げるときの注意点

🔸 リスク分散は大切ですが、「分散しすぎ」も注意!
管理が難しくなり、どこにいくら投資しているか分からなくなってしまうこともあります。

🔸 基本は「コア+サテライト戦略」

  • コア(中心)= インデックス投資・つみたてNISA
  • サテライト(補助)= ゴールド・ETF・REITなど

コアで安定運用しつつ、サテライトでリターンを狙うのが理想的です。


5️⃣ まとめ

ゴールドやETFなどの「その他の投資」は、
✅ リスク分散
✅ 世界情勢への備え
✅ 投資経験の幅を広げる

といったメリットがあります。

ただし、どれも長期目線で少しずつ取り入れるのがポイント。
最初はインデックス投資を中心に、余裕が出てきたらゴールドやETFも検討してみましょう。


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