③ 投資のはじめ方(5/5)

投資の実践

手数料・税金の基本知識

投資を始めるうえで、意外と見落とされがちなのが 手数料税金
どれだけ良い商品を選んでも、利益を削ってしまうコストが大きいと、資産は思ったほど増えません。

このページでは「最低限これだけ知っていればOK」というポイントに絞って解説します。


✔ 手数料の基本を理解しよう

① 取引手数料(売買手数料)

株式やETFを買ったり売ったりするときにかかる手数料です。

  • ネット証券はほぼ無料化(0円) が進んでいる
  • 一部は「1約定ごと」「1日定額」などプランがある
  • 米国株は「買い付け無料」で「売却時に手数料あり」など証券会社ごとに差がある

👉 短期売買を繰り返すほどコストが増えるため、初心者は少額での積立や長期向き。


② 信託報酬(投資信託の運用コスト)

投資信託を持っている間ずっとかかる「保有コスト」です。

  • 年率0.05%〜1.5%ほど
  • インデックスファンドは激安(0.05%前後が主流)
  • アクティブファンドは高め(1%超も多い)

👉 長期間持つほど影響が大きいので、信託報酬は最重要ポイント。


③ 為替手数料(米国株・海外ETF)

円 → ドルへ交換するときにかかるコスト。

  • 1ドルあたり 0.2〜0.25円 程度
  • 証券会社やキャンペーンで「実質無料」も増えている

👉 米国株の積立をする人は「為替手数料無料の証券会社」を選ぶと有利。


④ その他のコスト

  • ETFの管理費用(経費率)
  • 特定口座年間管理料(現在はほぼ無料)

✔ 投資の税金を理解しよう

① 利益にかかる税金(課税口座)

一般的な口座(特定口座)の場合、利益には
一律20.315%の税金 がかかります。

  • 売却益(安く買って高く売った利益)
  • 配当金
  • 投資信託の分配金

👉 年間で利益が20万円以下でも、給与所得者は税金が発生するので注意。


② NISAなら利益が非課税

  • つみたてNISA・新NISAでは、運用益・売却益・配当金がすべて非課税
  • しかも非課税期間は無期限(新NISA)

👉 初心者は必ず NISAを優先して投資 するのがおすすめ。


③ 損失が出た場合(損益通算・繰越控除)

投資で損をした場合、税金面で有利になる制度があります。

● 損益通算
利益と損失を相殺できる。
例)
株で+10万円、投信で−8万円 → 課税対象は +2万円のみ

● 繰越控除(3年間)
その年に相殺しきれなかった損失は、3年間持ち越せる。

👉 長期で見ると、損失も「節税に使える資産」になる。


✔ 結論:初心者が絶対に押さえるべきポイント

⭐ まずはこれだけ理解すればOK

  1. 手数料の安い証券会社を選ぶ
  2. 投資信託は信託報酬0.1%以下を中心に選ぶ
  3. NISAを優先し、利益を非課税で育てる
  4. 利益には約20%の税金がかかる
  5. 損した年は損益通算や繰越控除で税金を抑えられる

✔ 初心者向けのシンプルなイメージ

  • 手数料:知らないうちに資産を削る“見えないコスト”
  • 税金:増えた資産にかかる“ルール”
  • NISA:税金ゼロで育てられる“特別枠”

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